動的光散乱法 PCCS 粒度分布測定装置


動的光散乱ナノ粒子径分布測定装置 NANOPHOX(PCCS)

動的光散乱法によりナノ粒子の粒度分布を測定します。

  • 独自のクロスコリレーション法により多重散乱の影響を除去。高濃度試料での高精度な測定が可能。
  • 粒子径分布だけでなく、試料の安定性も評価が可能
  • 低濃度〜高濃度試料を高感度かつ再現性よく測定が可能

 

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PCCS(クロスコリレーション)測定原理

fig01液体中の微粒子は液体の分子運動の影響を受けブラウン運動をしています。その運動は粒子の大きさに依存しま す。大きな粒子はゆっくりと、小さな粒子は速く 動きます。動的光散乱法では、液体中に分散している微粒子にレーザー光を照射し、粒子のブラウン運動によって生じる散乱光の揺らぎを観測し、Stokes Einsteinの式より粒子径分布を求める手法です。

当装置では、同一測定エリアに2本のレーザービームを照射し、2つの検出器で得られた信号から多重散乱による信号を除去するクロスコリレーション法によ り、高精度な測定が可能になります。

 

測定例

latex-20nm

ラテックス 20nm

latex-100nm

ラテックス 100nm

latex-500nm

ラテックス 500nm

 

latex-100-500nm

ラテックス 100nmと500nmの混合サンプル

 

仕様

測定範囲: 0.5nm〜10μm
光源: He-Neレーザー(658nm)、出力最大30mW(ソフト上でレーザー出力の調整可能)
検出器: ツインフォトセンサー(クロスコリレーション用)
散乱測定角度: 90度
温調範囲: 0 〜90℃ の範囲で設定可(パソコン上で制御設定)
温度安定性: ± 0.1℃
測定セル: 10x10mm2、2ml
- ソフト上でセル位置調整可能。
- 市販の規格品プラスチック製(使い捨て)またはガラス製セル使用可。
解析方法:
– キュムラント法
– NNLS法
電源: 100V
寸法重量: 445mm(W)×359mm(D)×188mm(H)/20kg
(本体のみ、パソコンは含まず)