PDIA式 リアルタイム画像解析 粒度分布測定
画像解析式の特徴を有効に利用した、工場などのインライン向け粒度分布測定装置です。
ガラス越しに測定ができるVisiSizeシステムは、直径40mm程度の観測窓があれば粒度分布の測定ができます。直径40cm程度の配管まで対応でき、画像解析式のため観測窓が多少汚れても誤測定が発生しません。搬送量が変化しても測定に誤差の出ないVisiSizeシステムは、生産量の変化が大きい設備に適した粒度分布測定です。
配管自体へも非接触設置ができます。観測窓を挟んで測定するだけ
と設置作業が容易な事から、常設用途意外に試運転など必要な時に設置して測定したあと、いつもは他で利用するなど柔軟な運用ができます。
トラブル発生でも、生産ラインは止めない
非接触の設置方法は、測定器のメンテナンスや何らかの要因から修理・交換をする必要が発生しても、生産ラインを止める必要はありません。また、配管に収集機などの異物が無いため、目詰まりなどによる故障やメンテナンスの発生も無く、コンタミ等の危険性もありません。
設置運用の概要
- 配管の前後に観測窓を用意します。(ガラスが汚れる場合はリンスエアーの噴射口を設置します)
- 観測窓を挟むようにVisiSizeシステムを設置します。
- 粒子を流します。
- 測ります。
測定値
粒度分布:個数分布, 表面積分布, 体積分布 その他各粒度数値, D10,D50,D90, 個別値
自動検査:定期測定、繰返し測定、平均計算 等
特徴
- 高濃度粒子対応
- リアルタイム 画像解析式(動的画像解析測定)
- 粒子の観察がリアルタイムに可能
- 高精度な粒度分布測定
- メンテナンスフリー
- 生産ラインを止めずに点検等が可能
モデル 仕様
- モデル:VisiSize SFインライン
- 測定可能レンジ:サイズ 1μm 〜 1mm
- レーザー:Pulse Laser Diode
- 照明時間:1μs
- 対象速度:≥0.1m/s @1μm、≥1m/s @10μm
- 測定モード
- リアルタイム 測定(動的画像解析測定)
- オフライン 測定
- 自動運転:モードセレク
- 自動データ積算
- 外部トリガー TTL:IN/OUT
システム共通仕様
- カメラ解像度 1920×1080
- 撮影コマ数 30 flops
- 解析能力 15,000 particls/s
- 解析フィルター
- ピンボケ除去
- 形状除去
- エッジコンタクト除去
- イメージ クオリティー除去
- リファレンスノイズ除去
- センサーダスト除去
- 統計補正機能
- アウトフォーカスサイズ補正
- 焦点深度補正
- エッジコ ンタクト補正
- グラフィカル出力
- 個数分布
- 面積分布
- 体積分布
- データー出力
- グラフィカル・プリント
- ASCII
- CSV
- RAW
- 入出力画像フォーマット
- TIFF
- BMP