動的画像解析式 粒度分布測定装置 off-line


動的画像解析式QICPIC/Rシリーズ Sympatec社製

QICPIC&RODOS-L1_640分散器(乾式・湿式)を用い、分散された粒子画像を連続的に取り込み、粒子形状を解析することができます。また、高頻度データ取り込みにより、100万個以上の粒子を数分で解析することが出来、精度の高いデータを得ることが可能です。

  • レーザー回折式では困難な針状・繊維状粒子の測定が可能
  • 僅かに含む粗大粒子の検出に有効
  • 100万個以上の粒子を数分で解析すること可能

分布の広い粉体ほど試料の サンプリングとそれに伴う偏析の影響を大きく受けますので、測定試料数を多くする必要があります。 動的画像法は、レーザー回折法では測定が困難な針状・繊維状等の粒子解析や、僅かに含む粗大粒子の検出に有効です。
測定後に代表径(粒径の定義)を再定義することができ、長径や短径等を個別に測定し、それぞれの粒径・粒度分布を求めることが可能です。

 

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QICPIC/Rシリーズ 原理

qicpic_tecnic分散器(乾式・湿式)を介して分散された粒子郡が連続的に計測エリアを通過する際、1nsの高速パルス光源によりバックライト照明された粒子郡はぶれることなく高速CMOSカメラで撮影され、二値化像として保存されます。

その後取り込んだ画像データをもとに、指定した条件に基づいて計算されます。
解析は、あくまで画像データを基に行われるので、測定後に粒径区分や粒子径分布の計算方法(円面積相当径、最大・最小フェレー径、平均フェレー径)等々任意に再解析することができます。

 

仕様

計測部本体
画像取込: 最大500フレーム/秒
測定範囲: 0.55μm – 33,792μm (5レンジ分割:自動レンジ切替)
分散ユニット
RODOS/L 気流式 (乾式)
GRADIS/L 重力降下式 (乾式)
LIXELL シリンジ式・循環式(湿式)
OASIS/L 気流式 (乾式)/ 循環式(湿式)
主な測定項目
累積分布(個数・面積・体積基準/ふるい上・ふるい下)
頻度分布(個数・面積・体積基準)
個数・体積基準任意粒径%(例:50%粒径)
個数・体積基準任意%粒径(例:50μmQ3)
面積円相当径、最小・最大・平均フェレー径、円形度、アスペクト比、凹凸度、繊維長、繊維径、直線度、伸度
粒子ギャラリー・印刷: ユーザー定義により特定の粒子を選択
ユーザー規定による分析: ユーザー規定の粒子サイズ・形状で粒子をフィルタリング分析
21 CFR Part11対応
クラス1レーザ製品

 

 

データ例

図3

出力データ

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測定試料のモニタリング

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粒子ギャラリー

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粒子ギャラリー